France(フランス), Espace Killy (Tignes/Val D'isere)

 

Location: エスパスキリー(Espace Killy):Tignes/Val D'isere

URL: http://www.espacekilly.com/

Access: ジュネーブまたはリヨンからバスで4時間

Lift: 総リフト数80。

Slope: 約179コース。最高地点は標高3,456m。標高差1900m。

Schedule: 2009/12/25 - 2010/01/03

地図(大縮尺)はこちら

 

ティーニュとバルディーゼル(Tignes/Val D'isere)という2つの超巨大ゲレンデから成るリゾート。 広大な非圧雪パウダーゾーンが広がる反面、荒れるとスノーボードにはかなりハードなバーンとなる健脚向きのゲレンデ。 今回のトリップは、「間違いなくパウダーを食える場所に行きたーい」というコンセプトのもと、広大な非圧雪エリアで有名なEspace Killyにした。

 

初日、リビアからローマ経由でジュネーブへ。懲りもせずまたアリタリア航空を利用してしまったのだが、案の定、全荷物をロスト。。。最悪。。。 翌朝になっても荷物は届かず、ほぼ手ぶら状態でジュネーブ空港から直接ティーニュ/バルディーゼル行きのバスに乗り込んだ。 なんとも幸先の悪いスタートであった。

 

ほぼ予定通りEspace Killyに到着。ベースタウンは大きく分けてバルディーゼルとティーニュの2つあるが、ホテルの選択肢が豊富な点でティーニュのホテルを予約していた。ティーニュのほうが標高が高くゲレンデとして面白い気がするので結果的に成功だったと思っている。なお、ティーニュのベースタウンも湖を挟んで手前のLe Lacと奥のVal Claletの2つに分けられる。今回はLe LacのAlpaka Lodgeというホテルを利用した。

 

Alpaka Lodge。小さく見えるが、実際には崖に立っていて下のほうに建物がのびる。地元で人気のバーがあって夜は特に賑わう。

 

予定通りホテルに着いたものの道具が何もない。インターネットでロストした荷物をチェックするが未だジュネーブにすら届いていない。とりあえず街へくりだすことにした。

 

さすがフランスで1・2を争うリゾート、ショッピングも楽しい。目新しいアイテムをみるとなんかテンションあがりますなー。

ティーニュLe Lacのショッピングエリア
ティーニュLe Lacのショッピングエリア

 

今回非常にお世話になったスノーボードショップ。旧モデル半額セール等で掘り出し物ざっくざくでした。

 

次の日も荷物は届かず、街ででウェア(DC)・グローブ(Defcon)・ビーニー(Coal)・ゴーグル(Anon)・インナー(Analog)を購入。今、考えてみるといい買い物だった。あやうく、板とビンディング(Forum)にも手が出そうな勢いだったが、そこは我慢してNitroの板・ビン・ブーツをレンタルすることにした。

 

さーて、いろいろあったけどようやくゲレンデのレポになります。

ティーニュ・ゲレンデマップ
ティーニュ・ゲレンデマップ

 

ティーニュはベースタウンでも標高が2100mあり、全体的にどこを滑っても雪質は良好、非圧雪ゾーンもいたるところにある。夏でも滑れる氷河Grande Motte(標高約3600m)はVal Claletからイモムシ型登山電車で一気に上がる。寒いのを我慢すれば雪質は一番いい。はっきり言ってティーニュだけでも1週間十分に楽しめる規模・奥深さがある。

バルディーゼル・ゲレンデマップ
バルディーゼル・ゲレンデマップ

 

バルディーゼルもこれまたデカい。ティーニュからアクセスしてバルディーゼルの最奥まで行くとなると1日がかりのトリップとなる。 行き来の際にバルディーゼルのベースタウン付近を通る必要があり、標高が低くやや雪質が悪いのが難点であった。正直、ティーニュだけでも十分広いのと、終始天候が安定しなかったため、今回はバルディーゼルはそれほど滑っていない。

 

ティーニュに着いてから4日目にしてやっとロストしていた荷物が届いてマイボードで滑走開始。ちなみに3日目は熱を出して寝込んでいた。。。。

 

さて、調子を取り戻していよいよ本格的にティーニュ滑走。天候がイマイチ安定せず、すぐに視界が悪くなる状況だったけど、「どこをすべってもいいぞー」という感じの開放感たっぷりのゲレンデは最高です。 ほぼ毎日雪が降ってパウダーはいっぱいでしたが、視界が悪いのがちょっと惜しかったなあ。

ティーニュLe Lacの街を望む管理人(写真左)
ティーニュLe Lacの街を望む管理人(写真左)

 

 

こちらは、ティーニュ最奥のタウンVal Claletのほうのゲレンデ。いやー、すごい開放感。

ティーニュのVal Clalet方面を望む
ティーニュのVal Clalet方面を望む
ティーニュ名物・風穴岩
ティーニュ名物・風穴岩

 

ティーニュ/バルディーゼルには、マッターホルンやモンブランのような象徴的な山、いわゆる名物が無いので、穴のあいたこの岩が一番有名なポイントとなる。しかも、この穴の脇から滑り降りるラインはれっきとしたコース(非圧雪)であり、手軽にバックカントリー気分が味わえるポイント。といってもコースに行くには多少のハイクが必要で雪が深いとちょっとつらい。

 

ハイクしなくっても、これくらいのちょっとしたポイントはいくらでもある。このゲレンデには1ヶ月滑っても飽きない奥の深さがある。

 

 

 

これもハイクなしでいけるポイント。パウダーあまりなかったけど。。。微妙にオーリーして浮いているのわかるかな。

 

Val Claletからティーニュ最高峰のあるGrande Motte氷河のベース(3000m強)まで一気に運んでくれるイモムシ型登山電車。乗ってみると予想以上にスピードが速くちょっと恐い。

 

イモムシ電車を降りて、さらにロープウェーにてGrande Motte上部の3,450m(ティーニュ最高地点)へ。非常に寒いです。でもコンディションはこのとおり、海外のスノーボードビデオで見るような景色に感動。晴れて視界が良ければもっと最高だろうなー。